企業連携今月のPickUp

創業50周年 ジュンク堂書店の新たな挑戦

森本浩平さん

ジュンク堂書店那覇店 エグゼクティブ・プロデューサー

シェア本棚「cuebooks naha」の前で、オリジナルぬいぐるみ「つんどくず」を手にする森本浩平さん

書店の小型化と体験価値への転換

オンラインストアや動画配信サービスなどが暮らしに深く浸透する中で、本の販売だけでは今後の継続が難しいことから、全国のジュンク堂書店では、従来の大型書店の売場を圧縮して、イベント、展示会、IPビジネス(キャラクターグッズの展開・販売など)など、多岐に渡る事業展開が始まっています。那覇店でも様々な取り組みが始まり、本を通じて人が集い、交流や体験を得られる場が生まれています。

書店員気分を味わえるシェア本棚で、地域コミュニティのきっかけを

シェア本棚「cuebooks naha」の木製の棚が並ぶ売場
シェア本棚「cuebooks naha」

今年9月、大阪本店に続き那覇店でグランドオープンしたシェア本棚「cuebooks naha」。約32センチ四方の小さな本棚のレンタルサービスで、利用者となる棚主は写真集、エッセイなどの自主制作本や海外書籍、古本、手しごと雑貨など、思い思いのものを販売しています。商品には古本も含めて新たなバーコードを付与して、ジュンク堂のレジで会計。手数料は取らず、全て棚主の利益になります。

棚主は商品陳列作業時に、ジュンク堂書店の緑のエプロンを貸与されるため、書店員気分が味わえるのもちょっと嬉しいポイント。プレオープンの際には棚主総会が開かれ、約40人が参加。本を媒介とした新たなコミュニティが形成されました。即売会やトークイベントなど、書店、棚主、来店者との新たな接点づくりも狙っています。

cuebooksは現在、棚主募集中。初回登録料5,000円、月額4,500円〜8,500円(棚の位置により変わります)。

イベントステージとオールナイト企画

ジュンク堂書店のロゴが並ぶ背景パネルとスピーカーが置かれたイベントステージ
3階に移設されたイベントステージ

ジュンク堂書店那覇店では、店内の大幅改装により、B1階から3階へと移設されたイベントステージは座席数が増えてバージョンアップ。今年7月以降で、200人規模のイベントを3回ほど実施しました。

その中でも「ミッドナイトジュンクラブ」と銘打ったオールナイト企画は、大阪、池袋、那覇の3箇所で開催。大きく告知していなかったにも関わらず、3,500円・600枚限定で発売されたチケットは即完売し、急遽出された50枚の当日券も即完売となりました。

1階から3階までを使い、出演者は50名超。ピアノコンサートから始まり、お笑いライブ、大学教授や有名作家によるトークショー、ワークショップ、怪談やオカルトトーク、噺家による登壇、はたまたプロレスと、充実した内容の企画が店内6会場で同時開催されました。キッチンカーやイタリアンの出店もあり、企画は朝6時まで続きました。キッチンカーでの酒類の提供もあり、「3,500円は安すぎる」「楽しすぎた」と言われるほどの充実ぶりで、来年度も継続実施が強く求められていますが、出演者50人超の調整や警備を含む準備負荷が、目下の課題となっています。

書店とIPビジネス

売場の台に並ぶオリジナルぬいぐるみ「つんどくず」
オリジナルぬいぐるみ「つんどくず」

IP(知的財産)ビジネスとは、オリジナルキャラクターやアニメなどを自社制作し販売する手法で、ブランディングにより大きな利益をもたらす新たなビジネスとして注目を集めています。

ジュンク堂書店でも、オリジナルぬいぐるみ「つんどくず」がこの夏に誕生。大阪店のスタッフが描いたキャラクターを商品化したもので、なんとも愛らしい角丸のシンプルなフォルムをしたつんどくずは、つむ、つもも、つみみの3種×大小2サイズ。オールナイトイベントに合わせて販売したところ、大阪、池袋では大小ともに完売、那覇でもあと数個しか残っていないので、触ってみたい方はお早めに。

ぬいぐるみ以外にも、各店舗を担当するオリジナルキャラクターを制作。那覇店の担当は日陽里ナギト(CV:仲村宗悟)。地元以外にも推しキャラを見つけて、愛読書やPVをチェックしてみては? 創業50周年記念グッズも販売中です!

那覇店担当のオリジナルキャラクター・日陽里ナギトの等身大パネルとノクターンブックマーカーのタペストリーノクターンブックマーカーのキャラクターが並ぶボードと、モニターに映るキャラクター

本を通じた交流と、有料展示会への新たな挑戦ッ!!

cuebooksやイベントを含め、本を通じて「人が集う」ことを重視している新生ジュンク堂。11月4日から12月13日まで、ジュンク堂書店50周年特別企画として、グラップラー刃牙の企画展「刃牙博ッッ!!」を開催予定です。

グラップラー刃牙は連載開始から35年で累計1億部を売り上げた超人気作品。東京・福岡・大阪・宮城・沖縄と全国5箇所で開催されます。現在3つに分かれている展示スペースを全て使い、等身大スタチューや生原稿の展示、グッズ販売など、かなり見ごたえのある企画展が期待されます(前売1,320円、当日1,650円)。

「ジュンク堂書店 創業50周年 記念グッズ」の看板の下に並ぶ記念グッズ
創業50周年記念グッズ
#ジュンク堂書店#cuebooks#刃牙博#那覇

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