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受験日程・手続き

【2027年度】沖縄県立高校入試ガイド|日程・特色選抜と一般選抜の違い・内申点の計算・私立併願の考え方

2027年度(令和9年度)の沖縄県立高校入試について、沖縄県教育委員会が2026年9月1日に公表した実施要項をもとに整理しました。中学3年生とそのご家庭が「いつ・何を・どう判断するか」をつかめるよう、日程、選抜の仕組み、判断のポイントの順にまとめています。

この記事は毎年更新します。最新の情報は、この同じページに反映していきます。

まず押さえたい3つのこと

  1. 選抜は「特色選抜」と「一般選抜」の2本立てです。 以前の推薦入試に代わり、2025年度入試から、生徒本人が出願を決められる特色選抜が導入されています。
  2. 特色選抜だけを受けることはできません。 特色選抜を受ける人は、一般選抜とあわせて出願します。
  3. 内申点は中1から3年分が対象です。 実技4教科は1.5倍で計算されるため、主要5教科だけを見ていると見誤ります。

2027年度の主な日程

時期内容
2027年1月18日〜28日正午Web出願システムでの志願情報の登録期間(特色選抜・一般選抜)
2月1日・2日出願(特色選抜・一般選抜)
2月5日・8日志願変更の申し出(一般選抜)
2月15日・16日志願変更願書の取り下げ・再出願(一般選抜)
3月3日・4日学力検査・面接等(1日目:国語・理科・英語、2日目:社会・数学)
3月17日合格発表(特色選抜・一般選抜)
3月18日・19日第2次募集の出願
3月23日第2次募集の志願変更・再出願
3月29日第2次募集の合格発表

特色選抜の面接や学校独自検査などの検査日は、学校ごとに募集要項で定められます。学力検査は特色選抜・一般選抜とも、3月3日・4日の共通日程で行われます。

入学考査料は全日制2,200円、定時制950円です。

秋の学校説明会・体験入学の日程は、編集部の【2026年秋】沖縄県立高校 学校説明会・体験入学カレンダーにまとめています。

特色選抜と一般選抜の違い

特色選抜一般選抜
出願の決め方生徒本人が出願を決める(中学校長の推薦は不要)—
募集人員普通科は定員の20%以内、普通科以外の学科は40%以内(学校によって特別枠あり)—
主な選抜項目学力検査、面接、学校独自検査、実技検査など。学校ごとに選抜項目を定める調査書(内申点)と学力検査、面接など
学力検査の扱い各教科60点のうち、思考力等を問う記述式問題を除いた50点分を成績として扱う5教科×60点=300点満点
出願資格学校ごとに条件あり(評定平均の基準など)—

特色選抜で合格しなかった場合も、一般選抜で改めて選抜されます。 特色選抜は「先に一度チャンスがある」仕組みと考えるとわかりやすいです。

出願資格は学校によって異なります。たとえば那覇国際高校は、令和8年度の公開資料で「中学3年間の全教科の評定平均値が4.0以上」を条件にしていました。志望校の条件は、各校の募集要項で必ず確認してください。

一般選抜の仕組み:内申点と学力検査

学力検査

国語・数学・英語・理科・社会の5教科で、各教科50分・60点、合計300点満点です。英語では聞き取り検査が行われます。

内申点(調査書点)

調査書には中学1年から3年までの評定(絶対評価による5段階)が記載されます。これを点数にする方法は県の実施要項には書かれていませんが、一般に次のように計算されています。

  • 主要5教科:5段階×5教科×3学年=75点
  • 実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭):5段階×4教科×3学年×1.5倍=90点
  • 合計165点満点

志望校の募集要項や合否判定の公開資料で、扱いを確認しておくと安心です。

実技4教科の配点のほうが大きい点に注意してください。

評定を入れて計算できる『内申点シミュレーター』はこちら →

内申点と学力検査の比重

一般選抜では、内申点と学力検査等の成績を原則「同等(5:5)」で扱います。ただし学校・学科ごとに比重を変えることができ、2027年度は次のような学校が当日の学力検査をより重く見る設定です。

  • 4:6(学力検査を重視):開邦、球陽、那覇国際、首里、向陽 など
  • 4.5:5.5:那覇、普天間、コザ、名護 など

全校の比重は、県教育委員会の「特色選抜に係る募集人員の特別枠の設置」及び「(一般選抜)調査書と学力検査等の成績の比重」一覧で確認できます。

通学区域(学区)

普通科には通学区域があり、学区外からの入学は原則として入学定員の10%以内です。学科や学校によって扱いが異なるため、県教育委員会の「全日制普通科の通学区域」の資料で確認してください。

判断のポイント①:特色選抜を受けるか

特色選抜で合格しなくても、一般選抜で改めて選抜されます。そのうえで、次の3点で考えると判断しやすくなります。

  • 出願資格を満たしているか。 評定平均などの条件がある学校が多いので、まず志望校の募集要項で確認します。
  • 面接や学校独自検査の準備に時間を割けるか。 特色選抜の検査は学校ごとに内容が違います。学力検査の対策と並行して準備できるか、早めに見通しを立てておきます。
  • 部活動や活動実績を評価してくれる学校か。 活動実績を選抜項目に入れている学校もあります。中学3年間で取り組んできたことを生かせるかどうかが、受ける価値を左右します。

判断のポイント②:内申点と当日点、どちらで勝負するか

志望校の比重によって、力の入れどころが変わります。

  • 4:6の学校(開邦・球陽・那覇国際・首里・向陽など)は、当日の学力検査の比重が大きくなります。内申点に不安があっても、当日の得点で巻き返せる余地が相対的に大きい学校です。
  • 5:5の学校では、内申点と当日点が同じ重さです。中1・中2の評定も3年分そのまま効いてくるので、早い学年からの積み重ねがものを言います。
  • どちらの場合も、実技4教科は1.5倍です。主要5教科だけで内申点を判断しないようにしましょう。

判断のポイント③:私立高校と併願するか

2026年4月から、国の高等学校等就学支援金が拡充され、私立高校に通う生徒の授業料への支援が年額45万7,200円まで引き上げられました。所得制限もなくなっています。以前に比べて、私立高校を選択肢に入れやすくなりました。

ただし、次の点は事前に確認が必要です。

  • 授業料以外の費用。 支援金の対象は授業料のみです。入学金や施設整備費などは対象外で、授業料が支援額を上回る学校では差額も自己負担になります。
  • 入学手続きの締切。 県立高校の合格発表は3月17日です。併願する私立高校の入学手続締切がそれより前か後かで、「県立の結果を待てるか」「先に入学金を納める必要があるか」が変わります。私立高校の募集要項で、専願・併願の区分とあわせて確認しておきましょう。

よくある質問

Q. 推薦入試はもうないのですか?
A. 県立高校では、2025年度入試から推薦入試に代わって特色選抜が導入されています。特色選抜は、中学校長の推薦ではなく生徒本人が出願を決める仕組みです。

Q. 特色選抜だけ受けることはできますか?
A. できません。特色選抜を受ける場合は、一般選抜とあわせて出願します。特色選抜で合格しなかった場合も、一般選抜で選抜されます。

Q. 内申点は何年生から入りますか?
A. 中学1年から3年までの3年分です。

Q. 学力検査は何点満点ですか?
A. 5教科×60点の300点満点です。特色選抜では、記述式問題を除いた各教科50点分を成績として扱います。

Q. 出願は紙ですか、Webですか?
A. 特色選抜・一般選抜とも、Web出願システムで志願情報を登録します(登録期間は2027年1月18日から28日正午まで)。あわせて写真票などの書類を、在籍する中学校を通じて提出します。細部は中学校の案内に従ってください。

確認先

日程や手続きは変更される場合があります。最終的には必ず県教育委員会と各高校の募集要項でご確認ください。

  • 沖縄県教育委員会「【令和8年度実施】県立高等学校入試関連情報(試験日程・実施要項・出願手続きなど)」(令和9年度入学者選抜の実施要項、日程表、比重一覧、通学区域、出願手続き)
  • 各県立高校の募集要項・特色選抜の合否判定手順(各校のホームページ)
  • 私立高校の募集要項(各校のホームページ)

この記事は2026年10月3日時点の公表資料をもとにしています。

(ジュクタン編集部)

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